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東京大学建工学部1号館
香山壽夫(内田祥三原設計)
文京区本郷7-3-1
1996年3月(昭和10年竣工)
既存建築物は左右対称に中庭を配置した建物であったが、その中庭に鉄骨屋根を架け二層吹抜の製図室とし、そこにキャットウォークを渡している。中庭に面した廊下からは天窓の光で充たされた明るい製図室が一望でき、そこで作業する学生の姿を見ることができる。また校舎の裏側には既存建物を覆うようにガラスの増築部分が建てられている。増築部分は図書室やロビーとして使われているが、それぞれ既存の壁が間仕切壁となり増築と融合するように計画されている。
この校舎の改修では既存の外壁が室内に転用され、そこに歴史的建築物だけが持つ面白味が生まれて来ている。特に内廊下に突如現れるゴシック様式の列柱とスクラッチタイルの外壁は、室内としてはスケールアウトした柱頭飾りとともに、直に手の触れられる歴史を表現している。 |